12_Happy Christmas! クリスマス前に知っておくと楽しい豆知識
今年もやってくる、年に一度の大イベント “クリスマス”。
12月に入ると、街全体がクリスマスムード一色になり、イルミネーションでキラキラと輝き始め、どこへ行ってもクリスマスソングが流れ、心が躍りますよね。
みなさんは、今年のクリスマスをどのように過ごされますか? プレゼント交換? 美味しい食事?それとも、大切な人とゆっくり過ごす時間?
今回は、そんなクリスマスをもっと楽しく、そして心に残るものにするための、ちょっと意外な豆知識をいくつかご紹介します。「クリスマスの起源は?」 「クリスマスツリーの飾り付けに込められた意味は?」 「世界各国のクリスマスの過ごし方は?」・・・などなど、意外と知らない豆知識を知ることで、きっとあなたのクリスマスへの想いはさらに深まるはずです。この記事を読めば、クリスマスの背景にある歴史や文化、そして人々の想いをより深く知ることができます。
さあ、一緒にクリスマスの秘密を探検してみませんか? 例年とはちょっと違う、あたたかいクリスマスの思い出を作りましょう。
■クリスマスって何の日?
皆さんはクリスマスが何の日かご存知ですか?
もともとクリスマスとは、キリスト教における、イエス・キリストの降誕をお祝いする降誕祭と言われています。しかし、キリストが生まれた日は新約聖書では特定されていませんので、「クリスマスは、イエス・キリストが生まれた日」というのは正確ではないようです。
そのため、ヨーロッパやアメリカでは、イエス・キリストの生まれた日をお祝いするのではなく、生まれてきたことをお祝いする日となっています。
ではなぜ、12月25日がイエスの降誕を祝う日として選ばれたのでしょうか。
諸説はありますが、多くの専門家によれば、この冬至の時期は世界中のお祭りが重なっており、当時の教会が布教拡大を狙って12月25日をイエスの誕生を祝う日としたと言われているようです。そのため、国や地域、信仰する宗教によっては、12月25日にあまり大きな意味を持たず、クリスマスを祝わない国も多くあるようですが、日本をはじめとした世界各国では、現地の風習と融合して12月25日は現在のようなクリスマスとなっているようです。
■クリスマスの豆知識3選!
●クリスマスツリーを飾るのはなぜ?
クリスマスツリーといえばモミの木ですが、もともとはゲルマン民族の冬至のお祭り「ユール」に系譜を継ぎ、樫の木を祀っていたという説もあります。
どちらも共通するのは、常緑樹を祀っているということ。これは古くから常緑樹が「永遠の象徴」とされるためです。冬でも青々と葉を茂らせる木々の生命力は、これから過酷な冬を迎える人々にとっては豊かな生命力を感じさせる大切な存在だったのでしょう。
キリスト教では、これに加えて「神の永遠の愛や神が与える生命を象徴する」といった意味も込められているようです。
また、クリスマスツリーの頂点に飾る星型やリンゴのような丸いボールといったオーナメントにも、それぞれ意味が込められています。星型のオーナメントは、イエス・キリストの降誕を知らせた「ベツレヘムの星」を、丸いボールはアダムとイブが食べる「禁断の果実」を表現しているとされています。
●クリスマスリースの意味とは?
クリスマスリースには大きく分けると3つの意味があるとされています。
1.「永遠の愛」
1つ目の意味は永遠の愛。リースは輪のかたちであるため終わりも始まりもなく、永遠性のシンボルです。この「永遠」という意味合いと、キリスト教のアガペー(神から人への愛)が融合し、「永遠の神からの愛を願う」という意味を持つようになりました。
2.「豊作祈願」
2つ目は豊穣や豊作祈願。クリスマスというよりも、リースが冬に飾られることが大きく関係した意味となります。
冬でも緑である常緑樹が「農作物の豊穣」を、赤いヒイラギの実やリンゴが「太陽」を、松ぼっくりや月桂樹が「生命力」を表し、新年やこれから訪れる春への豊作祈願が込められました。
3.「魔除け」
3つ目は、魔除けです。リースに使われるヒイラギなどの常緑樹は、古くから生命力の象徴とされてきました。
また、常緑樹の葉には殺菌作用や抗菌作用があることからも、「災いから守ってくれるもの」と伝えられてきたそうです。クリスマスリースは玄関のドアに飾ることが多いですが、そうした理由から、家の中を守るという意味が大きいようです。なお、ヒイラギの魔除け効果は、ヨーロッパのみならず日本や中国でも言い伝えられています。
●サンタクロースって誰の事?
クリスマスの夜に、1年間良い子にしていた子供へプレゼントを配るサンタクロース。皆さんはサンタクロースのモチーフが誰だかご存知ですか?
諸説はありますが、一番有力だと言われているのは、 実在していたカトリック教会司教セント・ニコラウスという説です。この英語の「セント・ニコラウス」のオランダ語読みが「サンタ・クロース」なのです。この人物は、4世紀に小アジアのミュラという地で司教を務めたといわれており、貧しい子供たちのために、自分の財産の金貨を配っていたことで知られていました。
サンタクロースが来ている赤い服も、モデルとなった聖ニコラウスの司教服は赤色だったことに由来しています。キリスト教の司教は自分の命を投げうってでも人々を幸せにするという覚悟の象徴として、血の色である赤を司教服の色と決めていたそうです。
■クリスマスカラーの意味
基本的にツリーを始めとしたクリスマスの飾りつけは、クリスマスカラーと呼ばれる
赤・白・緑の3色が基調となっており、3色それぞれに意味があるとされています。
赤は、十字架にかけられた「イエス・キリストが流した血」、または「太陽の炎」を象徴する、宗教的にも意味深い色です。そのため「神の寛大な愛」を象徴する意味があります。
白は「純潔」や「潔白」を意味します。また、雪で覆われたヨーロッパの大地を象徴する、とも伝えられてきました。
緑は、冬でも青々と茂る常緑樹の力強さに由来し、「永遠の命」や「力強い生命力」を表現しています。
なお、この3色以外にも、キリストの高貴さやイエス・キリストの降誕を知らせた「ベツレヘムの星」を表現した金銀もあわせてクリスマスカラーと呼ばれることがあります。
赤 :キリストが流した血、太陽の炎、神の寛大な愛
白 :純潔、潔白、雪
緑 :神による永遠の命、生命力
金・銀: 希望、高貴、豊かさ
カリルネでは、クリスマスカラーである赤・白・緑など、カラーバリエーションが豊富な家具を多数取り揃えております。
冬季季節ならではの社内イベントや、パーティなどにクリスマスカラーを取り入れて家具からクリスマスの気分が高めるとより一層楽しいイベントとなるかもしれません。
⇩こちらのミニコラムでは、色の効果とコーディネートのヒントをまとめています。
配色イメージに合わせたおすすめ商品などもご紹介していますので、ぜひバックナンバーをご覧ください。
■海外のクリスマスの過ごし方
日本でのクリスマスは一種のイベントとして多くの人の間で楽しまれている印象ですが、海外では宗教的な要素が多く残っていたり、クリスマスの食卓に並ぶ食事が異なっていたり、国によってクリスマスの文化・習慣が異なり、その過ごし方は様々です。
今回は、アメリカ・イギリス・ドイツ・フランス・オーストラリアのクリスマスの過ごし方をご紹介いたします。世界の国々のクリスマスと、日本のクリスマスの違いを発見してみるのも面白いかもしれません。
●日本
日本人にとってクリスマスは宗教上の行事ではなく、にぎやかで楽しいイベントとして認識されています。
家族でも過ごしますが、恋人と過ごす日という印象も強いのではないでしょうか。
【特徴】
・恋人と過ごすロマンチックなイベントという印象が大きい
・家族や友達とパーティを行うことも多い
・クリスマスのパーティではプレゼント交換をすることが一般的
・クリスマスは特別休みにはならない
・レストランや百貨店などは繫忙期となる
・イルミネーションが凝っていて街全体がにぎわっている
・子供はサンタクロースからプレゼントを1つもらう
【食文化】
・フライドチキン
・クリスマスケーキ
・ローストビーフ
●アメリカ
アメリカでは、クリスマスは家族と共に過ごす大切な時間です。
多くの家庭では、教会へ行き祈りをささげ、家族でクリスマスカードやプレゼントを交換してゆっくりと過ごします。そのため街もほとんどのお店がしまっています。
【特徴】
・家族や親戚と過ごす
・クリスマス当日はほとんどのお店が閉まる
・クリスマス映画を観ながら家族団らんの時間を楽しむことも多い
・日本に例えると盆と正月が一緒に来たような伝統行事
・子供は家族からたくさんのプレゼントがもらえる
・クリスマスカードを贈り合う
【食文化】
・七面鳥の丸焼き(ローストターキー)
・ビーフ
・羊肉
・ローストポーク
・ケーキよりもクッキー
・マッシュポテト
・クランベリーソース
●イギリス
イギリスでもアメリカ同様にクリスマスは、家族や親しい人たちと過ごす年に1度の大切な日です。そのため、家族が集まることが定番ですが、恋人を実家に招き家族とともにテーブルを囲むことも多くあります。
また、演劇鑑賞に出かけるのも定番の過ごし方です。
【特徴】
・サンタクロースをファーザー・クリスマスという
・パントマイムやクリスマスクラッカーなどの習慣がある
・クリスマスの飾り付けは12月23日に行う
・クリスマスのスタートは、オックスフォード・ストリートのイルミネーションが目安となる
・クリスマスの演劇鑑賞で恒例の演目はくるみ割り人形
・子どもがいる家庭ではクリスマスキャロルを見に行くことも多い
・サンタクロース用のお菓子と、ソリを引くトナカイのための水とニンジンなどを置き、おもてなしをする習慣がある
【食文化】
・七面鳥(ターキー)
・ガチョウのロースト
・クリスマスプディング
・ミンスパイ
・ケーキ
●ドイツ
ドイツのクリスマスといえば、「クリスマスマーケット」が有名です。
「クリスマスマーケット」とは、クリスマス・イブまでの4週間「アドヴェント(待降節)」の時期に、ドイツ国内各地の広場で開かれるイベントのことで、クリスマスソングを歌ったり楽器を演奏することもあります。
【特徴】
・ドイツの中心街がクリスマスマーケットでにぎわう
・24日以外もプレゼントを貰える
・クリスマスツリーの飾り付けが重要な伝統(クリスマスツリーをモミの木にしたのはドイツが発祥といわれているため)
・アドベントカレンダーやアドベントリースなどの風習があり、クリスマスの準備期間から楽しむ文化
・25日を第一クリスマス、26日を第二クリスマスとし、両日ともに祝日となっている
・アドヴェントの期間は、シュトレンを少しずつ食べながら過ごすのが伝統的
【食文化】
・ソーセージ
・ガチョウ
・鴨のロースト
・伝統菓子シュトレン(ドライフルーツのパン菓子)
・レープクーヘン
・グリューワイン(ホットワイン)
●フランス
フランスではクリスマスを「Noël(ノエル)」といいます。フランスの伝統菓子、切り株型のケーキの「ブッシュドノエル」で聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
ちなみに切り株・薪は、お祝いの意味や無病息災の願いが込められていると言います。
【特徴】
・家族や親戚が集う一年で最も大切なイベント
・クリスマスイブに大規模なディナーや豪華な食事を楽しむのが定番
・フランスのクリスマスシーズンは、周辺国よりも少し早く10月下旬ごろから始まる
・ドイツと同じくクリスマスマーケット(フランス語ではマルシェ ド ノエル)がフランス各地で開催され、家庭や大通りなどでイルミネーションの飾り付けが行われる
【食文化】
・前菜からデザートまで多彩な料理
・フォアグラ
・エスカルゴ
・シャンパン
・生ガキ
・ブッシュ ド ノエル
・ガレット・デ・ロワ(パイ生地の焼き菓子)
●オーストラリア
オーストラリアは南半球に位置するため、北半球の国々とは季節が逆になります。
オーストラリアのクリスマスは夏におこなわれ、12月25日は1年で最も日が長い時期に当たります。
【特徴】
・サンタクロース姿でサーフボードを楽しむ光景が見られる
・サンタクロースが街を練り歩いている
・公園やビーチでバーベキューを楽しみ、屋外で過ごすことが一般的
・夏の暑さを活かした独特の雰囲気の魅力的な祝祭
・クリスマスツリーの飾りは涼しげに見えるように、青や白などが多い
【食文化】
・牡蠣
・サーモン
・エビ
・サラダ
・フルーツ
・ホワイトクリスマス(コーンフレークとチェリーの砂糖漬けお菓子)
クリスマスパーティーにおいて、ドリンクや軽食類を楽しむことも一つの醍醐味ですよね。
カリルネでは飲食にご利用いただける家電等も多数ございます。
クリスマスの時期は年末ということもありますので、忘年会を兼ねて社内でクリスマスイベントを企画されるのも親睦が深まるのではないでしょうか。
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