04_カウンターチェアについてまとめました
オフィスでのミーティングスペースや受付、カフェ、イベントなど、様々な場面で活躍するカウンターチェア。カリルネでも多数お取り扱いがありますが、種類が多いとその分どれを選べばいいか迷ってしまうこともありますよね。今回は現在カリルネで取り扱っているカウンターチェアを比較し、おすすめの使用場面をご紹介します。
また、チェアやソファとテーブルを組み合わせるときに知っておきたい「差尺」についてもまとめました。チェアの他、ソファやテーブルをお探しの方にも役立つ内容かと思いますので、一読いただきコーディネートにお役立てください。
■カウンターチェアとは
カウンターチェアとは、バーやキッチンなどのカウンターの高さに合わせて作られた、脚が長く背の高いチェアです。バーチェアやバースツール、ハイチェアなどとも呼ばれます。一般的に背もたれが無いか、低く作られていることが多く、浅く腰掛けるよう設計されているものが多いです。
■カウンターチェアの選び方
カウンターチェアの選び方で最も重視するのはやはり「見た目」ではないでしょうか。
同じ「カウンター」と言っても、オフィスや病院などの「受付カウンター」と飲食店の「バーカウンター」では空間の雰囲気も必要な機能も異なります。
例えばこちらのキャスター付きのカウンターチェアをバーとオフィス、それぞれに置くとイメージしてみるとどうでしょうか?
バーカウンターだと雰囲気に合っていないように見えますが、オフィスカウンターだとしっくりきますよね。機能面でもキャスター、昇降機能付きのため、座ったり立ったり、少し動いて物を取ったり、と動きがある受付カウンターで活躍します。逆に、バーカウンターのチェアがキャスター付きだった場合、飲食中に動いてしまうと食事がしづらいですよね。
素材やカラー、形状などカウンターチェアの見た目を形成する要素はたくさんありますが、その中の少しの違いでも空間のイメージが変わります。また、カウンターチェアを選ぶ際は、見た目だけでなく、キャスターや昇降などの機能面も考慮する必要があります。
記事の後半では、カリルネで取扱いのあるカウンターチェアについて素材や高さ、機能面について比較し、おすすめのコーディネートをご紹介していますので、カウンターチェア選びの参考になさってください。
■テーブルとの組み合わせ方
カウンターチェアを単体で使用する際は気にする必要が無いのですが、テーブルやカウンターと組み合わせる際には、組み合わせによって使い心地が悪くなることのないよう、注意が必要です。
注意点のひとつに「差尺」が挙げられます。組み合わせて使用する際に気を付けたい「差尺」について簡単に説明していきます。
・差尺とは
差尺(さじゃく)と読み、テーブルとチェアの高さの差を表します。
この差尺が適切でない組み合わせになっていると、食事や作業がしづらく、快適に使用することが出来ません。
最適な差尺は、座る人の体格によって異なります。
座高を元に計算しますが、座高を測る機会はあまり無いかと思います。その場合、一般的に座高≒身長×0.55とされているため、
身長×0.55÷3=最適な差尺 で求めることができます。
例)身長160cmの場合 160cm×0.55=約29.3cm
ご自宅や個人デスクなど、使用する人が限られている場合、使用する人の身長を上記の計算式に当てはめて最適な差尺を求めることができますが、お店やオフィスなど多数の人が使用する場合は、一人ひとりに合わせて差尺を求めることができません。その場合、一般的な差尺と言われている270~300mm程度を目安にすると、だいたいの人が問題なく使用することができるはずです。
・用途によって「最適な差尺」は異なる
上で説明した差尺ですが、最適な差尺を決める要素は身長(体格)だけでなく、用途によっても最適な差尺が異なります。
-食事をするのに最適な差尺:【270~300mm】
食べやすい姿勢を保つための差尺は270〜300mmと言われています。テーブルが高すぎると腕を上げながら食事をする体勢になり、反対に、テーブルが低すぎると前かがみの姿勢になり食べづらくなってしまいます。
-PCを使用するのに最適な差尺:【250~280mm】
テーブルが低い方がタイピングしやすいため、差尺は多少小さ目にするのがおすすめです。身長から求めた最適な差尺から20~30mm引いた高さや、250~280mm程度を目安にすると使いやすくなるかと思います。
-ソファでくつろぐのに最適な差尺:【±100~150mm】
カフェやロビー、ラウンジなどでソファやアームチェアに座り、テーブルにはコーヒーや本を置いてくつろぐ場合は±100~150mm程度がおすすめです。ソファは座面に奥行があるため、座ると体が後ろに下がり、テーブルまでの距離が長くなります。そのため、差尺が大きい(テーブルが高すぎる・低すぎる)とテーブルの物に手が届かなくなってしまうことがあります。
-ソファで食事をするのに最適な差尺:【250~280mm】
同じソファとテーブルの組み合わせでも、食事をする場合は250~280mm程度にするのが、食べやすい姿勢を保ちやすくおすすめです。
・カウンターチェア比較表
6種類のカウンターチェアについて、高さや素材、機能などを一覧にまとめてみました。
・おすすめの使用場面
使用場面ごとのおすすめや、カウンターチェアと合わせて使えるアイテムをご紹介します。
*画像をクリックで商品詳細をご確認いただけます。
●オフィスや病院、ホテルなどの受付カウンター
カウンターチェア
キャスター、昇降機能付きのため、オフィスや病院、ホテルの受付など、座ったり立ったり、少し動いて物を取ったり、と動きがある場面で活躍します。
ブラック、ホワイト、ステンレスのシンプルな見た目もスペースに馴染みます。
●ミーティングスペース、ワークスペースなど
カウンターチェア、スイングチェア(昇降式)
カウンターチェアのキャスターや、スイングチェアのスイング機能はオフィスのミーティングスペースやワークスペースなどで活躍します。スイングチェアは、座面がスイングする昇降式のチェアです。座っている時より腰の負担が少なく、立っている時より足が疲れにくい「半立位姿勢」をとる事ができます。姿勢を変えることでリフレッシュでき、良いアイディアが浮かんでくるかもしれません。